この前、「トビハゼの生態展示見に行こう」って、娘と鴨川シーワールド行った際に、期せずして噂のチンアナゴを見かけてめちゃ可愛いかった、と報告させて頂きました。
チンアナゴ可愛いですよね、ひょろひょろーっと、地面から映えるように首を出しては、ゆーらゆらとエサを食べてる。
敵が来たらひゅっと穴の中に隠れる。海中版プレーリードッグ。
しかもプレーリードッグと違って、海中は馬が走っていないので駆除されることがない。(アメリカでは、馬がプレーリードッグの巣穴にはまって怪我をするとかで、駆除されてた、と聞いたことがあります)
そうか、チンアナゴのアナゴって、穴からひゅーっと出てくるから、穴子なのか。
じゃあ、本家の穴子はどうなってんのか、と思ったら本家の可愛さ半端なかったんですよ。
なんで数匹土管に一緒に入ってんの?可愛すぎる。
まさに穴の子。うおお
チンアナゴもアナゴも、分類上は
ウナギ目-アナゴ亜目-アナゴ科
っていうとこに属してるようです。
京都人の大好きなハモも近縁種で、
アナゴ亜目ーハモ科。
ハモは茹で、アナゴは蒸し のせいか、全然肉の形状が違う気がするんですよね。同じ亜目とは思えない。逆にアナゴ茹でたら酢味噌で食べれると良い感じなのだろうか、謎。
ふーん、と思ってスクロールしてたら、なぜか絶対ウナギ目に絶対居てはいけないやつがいたんですよ、それはウミヘビ科
・ウミヘビ科(ウミヘビか、Ophichthidae)は2亜科62属330種[1][2]を含むウナギ目の魚類の一群
ウミヘビ科って、鯨さながら、陸上で進化したコブラが、また海中適応したって聞いたことあるのに何で?
と思ったら、ウミヘビ科は魚類と爬虫類2つあるらしい。うへー、やっちまったなあ。
・爬虫類のウミヘビ科
https://en.wikipedia.org/wiki/Hydrophiinae
ぱっと英語を見た感じ
爬虫類のウミヘビ科:Snake Eels
魚類のウミヘビ科:Sea Snakes
で、すごいハッキリしている。これを見間違ったりはしないな。
じゃあ、学名での間違いがあったのかというと、
爬虫類のウミヘビ科:Hydrophiidae
魚類のウミヘビ科:Ophichthidae
ぱっと見は間違わなさそう。
Hydrophiidaeは、たぶん Hydro(水)phiidae(好きなやつ)。
Hidrophileだと、物質的になるから、phiidaeは集合物質的なもの向けの語尾なんだと思う。テキトーですが。
Ophichthidaeは、Wikiによると comes from Greek ophis ("serpent") and ichthys ("fish"). だそうです。
これが名付けの妙で、(sea) serpent って、別に蛇じゃなくても、海の細長ーいでかいファンタジックな生き物、っていう意味もあるような気がする。
とりあえずの訳だと、Serpentを大蛇とは訳すけど、それが蛇じゃなくて竜だったりしてもいい、ということで本来は、生物種としては幅があってもいい単語なんですよ、でっかくて長ければSerpentでOK。
(ファイナルファンタジーベースの知識ですけど)
海に囲まれて、沖縄にはウミヘビも居るような国の学者が、
わざわざ「鱗もなく、毒もなく、ヒレもある魚」にウミヘビ科って名付けるとしたら、
Serpentの読み間違いとしか思えないんですよね。
きっと訳者がファイナルファンタジーやD&Dあたりをやってれば間違えなかったのに。
ま、いろいろテキトーですが、飲み会の続きなんで、こんなもんで許してください。今日の飲み会での決定事項は
「魚類のウミヘビ科は、Serpentの訳し間違いによるもの。ファイナルファンタジーは偉大」
追記:
全然関係ないけど、ウミヘビのしっぽは、魚の鰭のように平たくなっていて、泳ぐのに適しているのだそうですよ。
鯨など哺乳類の水中適応は、上下運動により前進しますが、ウミヘビのは魚類と同じく、左右運動で前進するようになっているそうです。
元々、陸上のヘビも、よく川とか泳いででビビりますもんね。
追記:
また、変温動物で基礎代謝で使う酸素量が少ないので、長時間(30分とか)潜っていられるそうです。
おおなるほど!と一瞬おもったけど、そういえば哺乳類であるマッコウクジラも2時間潜られるらしいですから、
十分に断熱してれば基礎代謝があっても良いわけですね。
→ ということは、冬に薄着したらやせやすい!夏はクーラーがんがんかければやせやすい! → 逆に、冬は厚着したら飯代がうく。
ということは、夏に暑くて夏バテつって、飯食わないのは、単純に代謝が低くなるからなんじゃない!?
テキトーですけど。